Augur(オーガー)について紹介します。
Augur(オーガー)の仮想通貨略語は「REP」であることから、Ripple(リップル)と間違えて購入している人がいると話題になりました。
仮想通貨Augur(オーガー)とは
Augur(オーガー)は、中央管理者の存在しない予測市場のためのプラットフォームであり、イーサリアムのブロックチェーン上に構築されています。
当初の予定はサイドチェーンという技術を活用することで、ビットコインのブロックチェーンと接続してAugurのプラットフォームを作成しようとしましたが、サイドチェーンの開発の遅れから、予定を変更してイーサリアムのブロックチェーン上に構築しました。
Augur(オーガー)ではスマートコントラクトと分散型オラクルを活用することで、中央管理者の存在しない予測市場を実現しています。
仮想通貨Augur(オーガー)の基本情報・概要説明
Augur(オーガー)の基本情報
仮想通貨名 | Augur(オーガー) |
---|---|
仮想通貨略号 | REP |
公開日 | 2016年3月14日 |
発行上限枚数 | 11,000,000 REP |
公式サイト | http://augur.strikingly.com/ |
ホワイトペーパー | https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/Augur-A-Decentralized-Open-Source-Platform-for-Prediction-Markets.pdf |
https://twitter.com/augurproject | |
YouTube | https://www.youtube.com/watch?v=yegyih591Jo |
Augur(オーガー)の概要説明
イーサリアムのスマートコントラクト(過去のすべての取引履歴などを公開・記録する技術)を利用した分散型未来予想で仲介者のいない未来予想市場という意味で予測市場の為に開発されたプラットフォームです。
つまり仲介者が存在しない公平な予想市場を作ろうとしています。
仮想通貨Augur(オーガー)の価格推移と最新チャート
- JPY:日本円の価格
- RANK:時価総額ランキング
- MARKET CAP:時価総額
- VOLUME (24H):24時間の売買高
引用:https://jp.tradingview.com/
2016年の10月から取引可能となり、緩やかな上昇と低下を繰り返しております。
ところが2017年12月から価格が一気に上昇しており、16日から19日までの3日間で3倍以上に膨れ上がり、12月20日は1REP=10,000円を超えております。
噂では、Ripple(リップル)と間違えて購入している人が多いのではないかと言われております。
仮想通貨Augur(オーガー)の特徴
- 分散型未来予想(誰でも自由に予測の対象となるイベントを提案して予測市場をつくり、ネットワーク上に載せることができること
- レポーティング(イベントの結果がどうなったかについて報告してくれる人達に手数料を支払うことで、予測が正しかったかどうかの正確な判断が行われるように設計されていること)
分散型未来予想
Augur(オーガー)の最大の特徴は予測市場である点です。この予測市場ではユーザーの誰もが自由に賭け事を作ることができ、誰もが自由にその賭け事に参加することができます。
それに加えて、Augurではスマートコントラクトを応用することでユーザーが全ての取引を監視できる体制を整え、オッズの算出、予測の事実認定、配当という一連の流れを全て自動で行われるようにしました。
このようにAugurは分散されたユーザーによって賭けの流れを自動で行う予測市場ということで分散型予測市場と呼ばれています。
レポーティング
Augur (オーガー)にはレポーターと呼ばれる人たちが事実を認定する役割を担います。
レポーターはデポジットを積んで認定を行い、それが正しい事実を認定すればビットコインやイーサリアムなどで報酬が獲得できます。
そしてもし間違った事実を認定すればペナルティとしてデポジットが没収される仕組みになっており、物事の正しさを経済合理性から証明しようとする試みです。
正しい事実を認定すれば報酬がもらえるので、不正は起こりにくくなっています。
仮想通貨Augur(オーガー)のメリットとデメリット
Augur(オーガー)のメリット
メリット|公平な分配が可能
Augur(オーガー)は中央集権ではないので、分配金の一部が中央集権などの元締めに入ることはありません。
参加者同士だけで公平にREPを分配することができます。
メリット|不正ができない
Augur(オーガー)はスマートコントラクトによって、事前に未来予想が記録されます。
つまり、結果が分かってから書き換えるといった不正はできません。
またAugurでは群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)と言う特性が利用されています。
1人の専門家よりも不特定多数の多数決の方が優れた判断ができると言う考え方です。
この特性が利用されているため、不正をしようと1人のレポーターが間違った報告をしても結果を変わることは有りません。
Augur(オーガー)のデメリット
デメリット|賭博規制があるかもしれない
日本では賭博が禁止されています。手軽に賭博ができてしまうAugur(オーガー)は規制の対象になる可能性があります。
仮想通貨Augur(オーガー)の将来性
独自性の高い仮想通貨
未来予想という独自性の高い仮想通貨のAugur(オーガー)は今後マーケットを独占する可能性があります。
国際送金に特化しているRipple(リップル)も独自性の高い仮想通貨の1つです。
Augur(オーガー)の予測市場の市場規模が約6兆円
Augur(オーガー)がターゲットとしている市場は約6兆円と非常に大きく、人々が未来予測に関心を持っていることが言えます。
取引所|仮想通貨Augur(オーガー)の購入方法
Augur(オーガー)は国内ではcoincheckで購入することができます。
coincheckの登録方法
Coincheck(コインチェック)は、初心者でも簡単に仮想通貨の売買ができる日本最大級の仮想通貨取引所です。2014年のサービス開始後からシンプルさと使いやすさが評判となり、今では日本国内で最大のビットコイン取引高を誇る取引所となっています。
ウォレット|仮想通貨Augur(オーガー)の保管方法
ハードウェアウォレットのLedger Nano Sがオススメ
オススメの理由
Ledger Nano Sは『ハードウォレット』なので、非常に高いセキュリティタイプです。
設定時に書き留めた復元フレーズを用いて、手順通りに行えば、仮想通貨の保有データをすべて復元することができます。
注意点
自分が持っているAugur(オーガー)を「保管」するのが「Ledger Nano S」です。
残高の確認や送金といった操作は「My Ether Wallet」と連携する必要があります。
「My Ether Wallet」を作成していない方は、下記のページから作りましょう。
公式ページ:https://www.myetherwallet.com/
仮想通貨Augur(オーガー)のまとめ
この記事の要約すると
- Augur(オーガー)は独自性の高い仮想通貨
- 分散型未来予想からレポーティングまで一気通貫している
- 分散型未来予想が賭博と捉えられる可能性がある
上記のように、非常に期待が持てる仮想通貨です。
ただ、Augur(オーガー)の分散型未来予想が賭博やギャンブルと捉えられると、日本や世界各国で規制が入る可能性があります。