雑記

ソーシャルレンディング|初心者でも分かる利回りが高い理由やリスクを解説

ソーシャルレンディングとは

ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい会社(借り手)とお金を運用して増やしたい人(貸し手)をマッチングするサービスです。

ソーシャルレンディング事業を運営する会社は、インターネットを活用し、ウェブサイト上で資産運用したい個人から小口のお金を集め、その資金を企業に融資します。
サービスにもよるものの、最少投資額は1万円と、元本が少なくとも始めやすい資産運用方法です。

ソーシャルレンディングとは

例えば、借り手に対して15%の貸出金利で融資を行い、ソーシャルレンディング運営会社が5%の手数料を取得すると、個人には10%の利回りが分配されます。

当然、借り手企業は資金を返済する必要があります。返済額とともに、利率(今回の場合15%)を毎月支払います。
なお、元本は満期に一括返済する形もあります。

ソーシャルレンディング運営会社はこのうち、支払われた利率から数パーセントを営業者報酬として取得し、残りが投資家への利回りとなります。

利回りの計算式は、
利回り=貸出金利-営業者報酬
となります

ソーシャルレンディング黎明期から今まで

日本のソーシャルレンディングは2008年にmaneo社の個人向け融資モデルから始まりました。しかし、高いデフォルト率などにより頓挫。その後、maneoは企業への融資に切り替え、市場が成長してきています(クラウドポート調べ)。

ソーシャルレンディングの国内市場規模
ソーシャルレンディングの国内市場規模

2014年には143億円ほどだった市場規模(調達額)も翌年には約310億円、2016年には約533億円と前年比1.7倍の成長をみせています。

さらに、2017年6月には1ヶ月で100億円の市場規模となっており、急速な成長が続いています。

ソーシャルレンディングのメリット

ここからはソーシャルレンディング投資を行うにあたり、良い点や悪い点、注意するべき点について解説します。

利回りが高い

ゼロ金利とも言われるこの時代にソーシャルレンディングにおける平均利回りは8%と高い水準です(クラウドポート調べ)。
10年以内に元本が2倍になるほどの利回りは魅力的でしょう(複利計算)。

個人投資家へ高利回りを分配するには、融資における貸出金利を高く設定する必要があります。

この高い貸出金利が実現できる理由は、財務的には健全でも銀行から融資を受けられない企業があるからです。
創業年数が浅い企業や小額、借入期間の短い融資である場合、銀行からの融資を受ける難易度は上がってしまいます。

一方、ソーシャルレンディングは柔軟に融資審査を行います。
借り手企業が本当に借入金を返済できるかという確実性は厳しく審査するものの、必ずしも創業年数などに縛られない審査体制を築いているのです。

手間がかからない

ソーシャルレンディングは元本の価格変動がありません。
一度投資すると基本的には運用期間が終わり、満期償還(分配方法による)されるまで何もする必要がありません。

※デフォルトが起こった場合には元本が毀損します。

保全性が高い

ソーシャルレンディングにおける過去3年間の貸し倒れ率は0%と、比較的保全性が高い金融商品です(2017年1月20日現在、クラウドポート調べ)。

しかし融資という特性上、今後デフォルトが起こることは十分考えられます。デフォルトが起こった際の損失を最小限にするよう、後述する分散投資を心がけましょう。

また、投資できるファンドの中には担保や保証が付いたものもあります。
担保などがある場合は、貸し倒れが起きた際にソーシャルレンディング運営会社が担保の取得及び売却をはかり、債務履行を求めるため、比較的保全性が高くすることができます。

初心者と経験者の間で成績に差がつきづらい

ソーシャルレンディングはFXや株式投資のような価格変動がないため、時間や能力で他投資家と競う必要がありません。
投資するファンドと投資元本の金額が同じ場合、玄人投資家でも初心者でも成績は同じです。

ソーシャルレンディングのデメリット

保全性も利回りも高く、運用が楽なソーシャルレンディングですが、もちろんデメリットもあります。

一攫千金が狙えない

FXや株式投資など、元本自体が価格変動をできる投資、また、レバレッジをかけられる投資は、元手資金を数倍にすることも可能です。

しかし、ソーシャルレンディングでは高くとも利回り13%ほどです。
元本の価格変動がないため、大きな損失を被りづらい一方で、一攫千金は狙えません。

コツコツと安定的に運用し、着実に利益を重ねていく投資商品であると認識しましょう。

デフォルトのリスクがある

企業へ融資するという構造上、何らかの理由で借り手が返済不可能に陥った場合、デフォルトとなります。
投資元本を毀損する可能性があるため、ファンドや事業者を選択する際には注意が必要です。

貸し倒れとは
借り手企業の事業不振などが理由で、貸付金の返済ができない状態になると貸し倒れとなります。
投資家にとっては投資金の一部または全額が返済されないため、損失を被ることとなります。

返済遅延とは
満期までに償還を行うことができず、期日を後ろ倒しにすることです。
元本の返済が不能な状態を意味する貸し倒れとは異なり、返済遅延はあくまでも将来的に元本を償還する前提です。

流動性が低い

基本的には、一度投資を行うと満期を迎えるまで資金を引き出すことはできません。これは借り手の返済遅延が起こった際も同様です。
生活資金を削ってまで投資を行わないようにしましょう。

口座管理がしづらい

現状、1事業者の口座開設を行なっても、他の事業者に投資することはできません。
投資したい事業者が複数ある場合は、該当する全ての口座開設を行う必要があります。

ソーシャルレンディングに投資する際の注意点

ソーシャルレンディングへの投資では、ソーシャルレンディング事業者と案件をしっかり吟味することで、安定的に収益をあげられると私は感じています。

ソーシャルレンディングに投資する際、特に私が注意している点をご紹介します。

ソーシャルレンディング事業者のリスク

maneo、オーナーズブック、Crowdcreditなどソーシャルレンディング事業者が乱立するなかで、事業者選びは非常に重要です。

ソーシャルレンディング事業者が倒産したり、不正で業務停止になっていては、投資家の資金のリスクが高まります。
ソーシャルレンディング事業者選定の際、私は以下の点を注意して調べるようにしています。

  • 株主構成
  • 代表取締役の経歴
  • ファンド案件の説明の丁寧さ

1点目の株主構成は外部企業の出資などが入っていれば、第3者によるチェックが行われているため、信頼度の指標としています。

2点目の代表取締役の経歴は、「過去に事業を失敗させてないか」「反社会的勢力でないか」などのチェックを行います。
過去に事業を失敗させている代表は、私の経験上、同じことを繰り返す可能性が高いと感じてます。

3点目の投資案件の説明の丁寧さは、貸出先企業の審査をしっかり行えているかを表すと考えています。